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2018年05月01日
鯉のぼり
5月と言えば鯉のぼりだと思うのですが、みなさんは童謡として歌われる《コイノボリ》にふたつあるのはご存知でしょうか?高齢の私の世代であれば誰でも歌った覚えがあって別に改めて考える事もないでしょうが、どうやら若い人たちにとっては「えっ?」のようです。それは漢字表記の『鯉のぼり』とひらがな評記の『こいのぼり』のふたつなんですが、その初出は前者が大正二年、後者が昭和6年その差は18年ですがいずれも旧かな使いの時代の代物なんですが、何故か前者が絶滅危惧唱歌なんです。歌詞が前者は難しい漢字交じりで、後者がひらがな表記だからかなと思うが元来がその出自から言えば前者は尋常小学唱歌5学年用につくられたもので、後者は幼稚園児向きに作詞公募されたもの、当たり前なのだ。これはセットで歌われて意味があると思うのは私だけだろうか?思うに前者を切り捨てた風潮というか教育現場が現在のパワハラ、セクハラを起こしていると。と言う事は、前者の3番、《百瀬の滝を登りなば たちまち龍になりぬべき わが身に似よや男子(おのこご)と 空に躍るや鯉のぼり》を胸を張って子供たちに歌える大人がいない証を露呈していると。私としては、いずれも5月の子供の日の名曲として継承すべきと願う。
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