2018年08月22日

秋田の誇り、東北の絆?

夏の高校野球、金足農の活躍が大フィーバー。決勝戦で大敗したが、賛辞は止まる事ない。私も同じ東北白河に住んでいることもあって応援してました。まして白河市、白河の関を優勝旗が越えて東北入りしたことが無いのに合わせて、その悲願として白河神社が必勝祈願札を毎回出し続けていて、今回こそと某神主さんは再三テレビに顔を出しての応援ぶり。然し私は応援する気持ちは人一倍だが、これが福島の聖光学院とか、仙台育英なら素直にこのフィーバーに相乗りなんだが、大差の結果を見て、やっぱり神様はいるんだなとはっきり思いました。今年は色々な節目があります。先ずは福島競馬場の百年。高校野球も百年。そして、戊辰の役の150年。この節目で東北に優勝旗が、それも新調なった優勝旗のトップに東北の高校が!夢のような話で、大フィーバーは東北では当然、それが全国的な大フィーバー。それは、県立高校の金足農だからこそだった。それが何故ぶちこわしにも思える大敗での決着で終わったのか?
戊辰戦争が終わって、明治維新。そして廃藩置県。いつ頃から歌われていたのかは知らないが「秋田県民歌」が県民の誇りとして歌い継がれた。その歌詞は、

     篤胤信淵 巨人の訓
     久遠にかがやく北斗と高く 
     錦旗を護りし戊辰の栄は
     矢留の城頭 花とぞ薫る
     歴史はかぐわし 誉れの秋田

秋田藩は一度は奥列藩同盟に参加するが途中離脱を決断、その翻意を促すために仙台藩の使者が秋田藩を訪れるがこれを殺害、城下に晒し首とした。秋田戦争は会津藩の降伏によって終わるが、秋田藩は官軍として栄えある維新の勝者としてその名を連ねることになった。この歌は、これを誉れとし、誇りとして歌った歌だろう。よって秋田は東北の裏切り者と呼ばれる。この歴史を金足農のピッチャー吉田君は知ってか知らずか、東北の応援をバックに勝ちますと。
しかし、結果は初回に自ら墓穴を掘るワイルドピッチで1点、後はなし崩しに11点を取られて降板。神様は、仙台育英には大阪桐蔭の春夏連覇の偉業を止める快挙を許したが金足農にはノー。その偉業は仙台育英か福島の聖光学院に譲れという事なんだろうなと。歴史にたらればは無いだろうが、秋田藩が離脱をしていなければ戦局は大きく変わって東北にこそ錦の御旗がたなびいて、東北の時代が150年続いて戦争の無い日本だったのにと。昨今の教育現場の劣化は薩長藩閥政治のためと改めて思うが言い過ぎか?ま、金足農ナインの健闘は称えたい。
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posted by wh_meary at 12:12| 福島 ☀| Comment(0) |  黒森便り〈ブログ版) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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