5月4日(木)〜5月6日(土)上記のタイトルで開催中
於:まほろん 福島県文化財センター・白河館
10年以上同館のボランテイアをやっているが、昨今の森友騒動およびイギリスのEU脱退にはじまったトランプ大統領の誕生、北朝鮮、そしてフランス大統領選等々世界平和が不穏な状況下でまさに一発触発的危機にあると思う中でのここ白河市からの内部告発だ。
私がボランテイア活動の場とした白河が誇って良い教育現場が二つある。その一つがアウシュビッツ平和博物館であり、そして福島文化財センターまほろんだ。アウシュビッツ平和博物館は現在大江健三郎、坂本龍一などの原発反対運動とコラボして活動しているようだが、同館が白河に進出したと同時にボランテイアで参加したが、同館を舞台とした自著「白い馬に乗った少年」(戦争の悲惨さを少年と馬の物語として訴えた私の初めての白河の歴史を背景として展開させる技法のファンタジック物語)を同館で売ってはどうかと小渕館長に持ち掛けたところ、「私たちの平和運動はファンタジーの世界ではありません」と体よく断られた。
何をか言わんやで即ボランテイアを辞退した。続けて参加したのがまほろん。ここは居心地がとても良く、自作の紙芝居などをやらせてもらうなどボランテイア担当であった高橋氏とも気が合い充実したボランティア活動だった。と過去形で書くのは3月だったか同氏が定年で辞めることとなり、また人事異動等で同氏が構築したボランテイア活動環境が大きく変更された。そんな中で迎えることとなった今回のゴールデンウイークのまほろん祭り。
話が長くなるので端的に話せば、子供たちに人気の体験学習の≪勾玉づくり≫に私は祭りを前にしたボランテイア会議で異議を唱えた。なぜなら、勾玉づくりならぬまがい物づくりだからだ。縄文人が実際に身に着けた飾り物勾玉は翡翠であり、これを勾玉に加工するのは硬くて容易ではない。だからだろう、体験学習ではこれを滑石に代えたと、ここに至る苦労話を面白おかしく自慢げに話すボランテイア担当の上司。ここで私の怒りは頂点に達した。
子供を馬鹿にするのも限度があるだろう。体験学習で教えるべきはこの硬い翡翠を勾玉に加工した縄文人の翡翠文化とも言える偉大ささのはず。さらに問題は深刻だ。この滑石には微量ながらアスベストが含まれている。加工現場は紙やすりで磨くなどの工程がほとんどなのだから大量の粉塵が舞う。健康に問題はないのか?
子供にとっては数少ない体験学習だろうが、担当職員あるいはボランテイアは何度も立ち会うのだから。
今子供の教育現場が極めて深刻な状況にある。被災地である東北において特に。アウシュビッツの平和運動と言い、子供たちのことを真心こめて、誠を込めて相対する大人がいない。そもそも、一国のトップが平気で嘘をつき保身に走った現実を子供たちはしっかり見続けた森友騒動だった。子供を守るべきPTA会長が我が子がありながら。。。平和日本が危ない。
posted by wh_meary at 06:45| 福島 |
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黒森便り〈ブログ版)
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