最上の指導者
道(タオ)と指導者のことを話そうか。いちばん上等なリーダーってのは自分の働きを人びとに知らさなかった。人びとはただそんなリーダーがいるとだけ知っていた。その次のリーダーは人びとに親しみ、褒めたたえられ、愛された。ところが次の時代になると人びとに恐れられるリーダーが出てきた。さらに次の代になると、人びとに侮られる人間がリーダーになった。ちょうど今の政治家みたいにね。
人の頭に立つ人間は、下の者を信じなくなると、言葉や規則ばかり作って、それでゴリ押しするようになる。
最上のリーダーはね 治めることに成功したら、あとは退いて静かにしている。すると下の人たちは、ハッピーな暮らしを「おれたちが自分で作りあげたんだ」と思う。これがタオの自然にもとづく政治であり、これは会社でも家庭でも同じように通じることなんだよ。
老子の言葉をこんな風に現代詩、創造詩に全訳した加島祥造さん《タオ》から引用しました。日本の政治家は勿論、世界の政治家、アメリカ、ロシア、特に老子本家の中国の指導者○○氏には心して欲しく思いますね。
posted by wh_meary at 10:27| 福島 ☁|
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黒森便り〈ブログ版)
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