真剣に問い詰める野党女子議員に雛壇から野次を飛ばしたり、森加計騒動では国会の場で善良なる国民に向かって平気で嘘をついてケロッとしている戦争を知らない良家のお坊ちゃんと、アメリカからゴルフをやりに来た品のない成金王の二日間もの日本滞在騒動、これを報道する無節操なマスコミは《ゴルフ外交の大成果》などとよいしょして恥じない、憂国の侍を自負する私としては無視するにはあまりにも酷い日本の現状に苦言を呈したい。まあいろいろこの二人には問題があり過ぎるが、大きく問題視したいのが世界平和についての基本的な対応の低劣さ、幼稚さである。ガキの喧嘩みたいに圧力圧力の一点張りは最低レベルの対応だろう。まあ戦争を知らない世代だからイソップ寓話を持ち出しても通じないだろうが、今からでも遅くないから是非にも紐解いて少しは今後の政治に役立てて欲しい。
イソップ寓話を出すまでもなく、日本国は高邁にも世界平和を目的として軍備を捨てた平和憲法を持つ世界に唯一の世界平和を語る資格のある国であると言う自覚は全くお坊ちゃんには無い。それもそうだろう9条が気に入らない改憲論者の代表だから。だからと言って、未だ改憲されたわけではないのだから、これを守ってもらうのが筋だろう。これを守るには、初歩の初歩として次の二つの要件があるだろう。一つには、国民と国民、民族と民族との間の憎悪を捨てる事。そして、民族と民族、国民と国民との間の秘密を捨てる事、この二つが不可欠である。憎悪を捨てる事、秘密を捨てる事、言い換えれば謙遜を学ぶ事、素直である事、これが人間が平和裏に交際する上で基本の基本の秘訣だろう。このお二人にはこのいずれもが大きく欠けている。
自分たちの民族の世界観だけが正しくて、他の民族の考え方や立場は間違っている点で両国は完全に一致したなどの成果をぶち上げて固く握手を交わした等と自慢げでもある。思い上がりも甚だしい。他の民族もまたそれぞれの立場、それぞれの利益、それぞれの世界観を持って地球上に存在している事を謙虚に学び理解して、感情的な憎悪心と利益問題から発する貪欲の精神は捨てて、圧力ではなく、武力ではなく、話し合い、これが国際平和が成り立つ絶対必要な条件だろう。圧力、武力で屈服させても、憎悪が残りその先に新たな争いの芽を残すだけだ。
日本は先の大戦の敗戦でこの事を学び、歴史上世界に類のない平和憲法を国是とした唯一の国である。従って、日本国には世界平和、国際平和をリードする使命感がある。これを誇りに思っての言動が無ければ、単に平和憲法が笑いものになるだけだ。平和日本を自負する私として、上記の二人に国運を任すわけにはいかない。以上、強く苦言を言いたい。
posted by wh_meary at 16:16| 福島 ☀|
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黒森便り〈ブログ版)
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